2017年9月2日

イイ男がいても・・・ 包丁と人生論

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どんな些細なことでも教訓を与えてくれますが、
今回は「包丁」の話とからめて、「イイ男」を手に入れるための話です。

・・・

栄養専門学校に通っていた女性、A子さんの話です。


それまでの仕事を辞めて「栄養関連」のプロを養成する
栄養専門学校に通い始めたA子さん。
体験学習として、マスターの店に数日間滞在することになりました。


A子さんが栄養専門学校に通っていることを聞いていたマスターは、
事前に

「よく研いだマイ包丁を持ってきてくれる?」

とお願いしたところ、

「学校の先生が研いだ包丁が一番切れます。それを持っていきますね」

と返事をもらいました。


彼女が通っていた学校は、
マスターも東京に住んでいたころから名前を知る有名な学校です。
卒業までにはもちろん調理実習もあります。


栄養専門学校の調理の先生が研いだ包丁・・・楽しみですよね。




・・・そしてA子さんは、自分の包丁を持ってマスターの店に来ました。



その夜、マスターはA子さん持参の包丁を手に取ります。
パッと見、長くてかっこいい牛刀でした。
まさに「プロが使ってます」みたいな刃渡りでした。


それで、どれだけ美しく研いであるのか見たところ・・・


・・・驚きました。


すごいんです、悪い意味で。
「雑」です、試し切りをするまでもありません。


マスター 「これって先生が研いだんでしょ?」

A子さん 「はい」


もしこれが本気の研ぎなら、調理担当の先生の実力はないですし、
逆に実力があるのに手抜きして研いだなら、生徒をバカにしていることになります。
いずれにしてもプロとしてヘンです。


マスターは自分の包丁でニンジンの千切りを見せて、
「先生はこのぐらいの仕事できる?」と尋ねると、
「なんですかこれ!? 見たことないです」とのことでした。
(マスターの包丁で切ったものはこちら


そうなんです、その包丁の研ぎ方では、
マスターの包丁より細く切れないことは明らかでした。


先生が生徒の包丁を研ぐとき、
その程度の研ぎ方で「よし」としているとしたら、
その先生の技術や考え方は想像するまでもありません。
生徒の将来など無関心で、その日の給料を稼ぐことが目的なだけです。
おそらくプライドなどなく、「飲んだくれのエロオヤジ」で、
妻や子供たちに「痩せろ」とか言われながら、
キャバクラかギャンブルで遊んでいるはずです。


先生のレベル、そしてその先生を雇っている専門学校のレベルなど、
生徒にはバレないかもしれませんが、マスターにはバレちゃいました。
彼女の将来・・・このままだとちょっと心配です。
(A子さんには、「その先生、ちょっとおもしろい人だね」
程度に柔らかく伝えました)


試しにA子さんにマスターの包丁を使ってもらったところ、
「ぜんぜん違いますよマスター!」と、本人にもよくわかる差でした。


クッキングスクールの先生や調理師でも、
ちゃんと研いでいない包丁を使っている人も多くいて、
料理の腕や調理器具の使い方、食器の洗い方も、だいたいそのレベルです。
そんな人に調理全般の技術を教わってしまったら・・・
やっぱりマスターは心配になっちゃいます。


料理や栄養にまつわる社会の仕組みというのは、
包丁や鍋などの調理器具を「販売」するための料理教室だったり、
単に先生が「職業」としてお金を得るための学問だったりすることがあり、
教えている内容が実践的に本質かどうかというのは、あまり関係ありません。
(業界の裏事情は、「占い」や「ダイエット」カテゴリーも参考にしてみてください)。


たとえば、マスターには管理栄養士の知人が数人いますが、
仕事に就くと現実を見ることになります。
以前、管理栄養士の資格を持っている女性が、
「私がいろいろ考えて献立を作っても、患者は食べないんですよ」
と言っていましたが、たしかにマスターも入院中、
ちゃんと食べませんでした。


また、管理栄養士本人が不摂生だったり、メタボだったりもします。


そして、ムリして食べるとなにが起こるか、
また、食べたいものを食べないで我慢するとなにが起こるか、
これについてもマスターは以前書きましたよね。
料理や栄養学が、本来の目的とは違ったところで一人歩きしていることがありますから、
これから栄養や料理系の仕事をしようと考えている人は、
裏側の事情をしっかり把握し、それも含めてもう一度、
大きな視点から考え直してみるといいかもしれません。


・・・だってやっぱりそうですよね。
自分磨きの一環として料理教室に通っても、
初めに書いたような包丁を使っている教室だったら、
お金ばかり使って本質的な自分磨きとは言えませんから。


人が成長するかどうかは、教師によってもかわりますからね、
優れた教師を見つけることも大切なことです。
このブログには、優れた教師を見つけるヒントも書いてありますから、
興味がある人はいろいろと読んでください。



余談ですが、切れない包丁だとなにがおこると思います?
食材が傷みやすいとか、断面が荒れてしまうなどの悪影響が出ます。
調理のスピードが遅くなり、極端に言えば、肉などの食材が温まったり、
調理時間に余裕がなくなったりします。
生で食べるトマトなんかは、細胞が崩れた状態で盛り付けることになってしまいます。
(切った本人はトマトが崩れていることに気づかないままかもしれませんが・・)
また、力が必要になるので疲れやすくなります。



◎「イイ男がない!」

ここから人生論です。
近くにイイ男がいても、気がつかなかったり、
相手にされないんじゃ意味がありませんよね。
「イイ男がいない!」と不満ばかりの人生になってしまいます。


そうならないためにはどうすればいいんでしょうか・・・


たとえば、
イイ包丁があっても、もしあなたの腕が未熟だと、
それがイイ包丁だとわかりません。
イイ包丁は、イイ職人に使われて力を発揮します。
イイ包丁をイイ包丁だと理解するには、
相応の経験を積み、腕を磨く必要があるわけです。


包丁はお金で買えますから、あなたに相応の腕がなくても、
お金があれば手に入れることができます。
包丁があなたの腕に不満をもって逃げてしまうこともありません。


しかし、相手が人間だったらどうでしょうか・・・


知恵のある男性がいても、もしあなたの知恵が未熟だと、
それが知恵のある男性だとわかりません。
知恵のある男性は、知恵のある女性と一緒にいて力を発揮します。
知恵のある男性を知恵のある男性だと理解するには、
相応の経験を積み、イイ女になる必要があるわけです。


そして、人間はお金で買えません。
イイ男はイイ女と一緒にいたいと思いますから、
イイ男を手に入れるには、あなたがイイ女であることが必要です。
そしてあなたがいつもイイ女じゃないと(自分を長く愛し続けないと)、
イイ男は不満になって逃げてしまいます。


また、元々どんなにイイ包丁でも、研がないと力を発揮できません。
しかも、研ぎ方にも本質的なものとそうでないものがあります。
初めに書いた栄養専門学校の先生の研ぎ方ではダメです。
イイ包丁が力を発揮し続けるには、
相応の研ぎ方で研ぎ続ける必要があります。


やはり人間も同じです。
そもそも、ダメな人間なんていません。
しかしどんなに基本がイイ人間でも、
自分を磨かないと力を発揮できませんし、
磨き方を間違えても力を発揮できません。
今、あなたを取り巻く状況がうまくいっていないなら、
それはただ、あなたが自分を磨いていないだけなんです。
あなたが力を発揮し続けるには、
相応の磨き方で自分を磨き続ける必要があります。


大人の愛は「先払い」です。
ですから、愛され続けるには、愛し続ける必要があり、
長く愛され続けるには長く愛し続ける必要があります。
愛情は、自然発生的に永遠に続くものではありませんから、
愛し続けるには努力が必要で、その努力が「自分磨き」です。
そして、大切なことは、他人は誰もあなたを磨いてくれないということです。
お金を払えば、なんとなくその場ではあなたを磨いてくれる業者はあります。
しかし最後に自分を磨くのは、あなた自身なんです。


以下、自分磨きのひとつとして、
タイムリーなネタがあったので、書いておきましょう。



◎B子さんの場合

マスターは、これまでに多くの女性に包丁の使い方を教えてきたんですが、
先日教えたB子さんは、自分でも「あんまりやってないです~」と言うだけあって、
野菜を切ってもらったらヘロヘロでした。


トン

・・・

トン

・・・

トン

・・・ 


これでは危ないです・・・


ということで、マスターは、包丁の練習でも基本中の基本である
「目をつぶって安全に切る」というのを教えました。
当日、刃物や構え方の仕組みについて話し、
その後実技1時間、そして次の日も実技1時間と、
練習時間を2時間程度とりました。


2時間の練習で彼女はどうなったでしょう・・・


目をつぶって、トントントンと、リズミカルに切れるようになったんです。
彼女は初めがヘロヘロだっただけに、いままでで一番の上達ぶりでした。
ということで、2時間の練習を経て、ほんの触りの部分ではありますが、
20代の若さにして刃物や構え方の仕組みの基本を知り、
その上で包丁を扱うことで、生涯安全に、速く、美しく切る基本を身につけました。


若者の能力を見抜き、実力を伸ばしてあげるのが年長者の仕事です。
マスターは、B子さんが野菜を切った瞬間に、
どんな練習をすれば一層上達するかがわかりますが、
これが、年長者に問われる「見抜く力」です。


一方B子さんは、マスターの言葉を聞いて、
自分がやるべきことを理解し、実行できました。
これが本人の「理解力」とか「センス」と言われるものです。
5歳の子供では、マスターの言葉を理解できませんからね、
やっぱりある程度の人生経験やセンスは必要です。


教え慣れた教師と、センスのある生徒がいれば、
スムーズに「技術の伝播・知識の伝播」が可能になります。
そして今、B子さんは、自分が身につけた知恵を他の人に伝えることができます。


アラフィフのマスターより、20代のB子さんの方が、
「残された時間」的に、たくさんの人に伝えられますから、
若い世代が多くの知恵を身につけることは、とてもいいことです。


そして若いうちに「知恵」を身につけるということは、
その分、「愛する時間を長くとることができる」ということでもあり、
結局は自分の幸せが長く続くことになります。


これが本当の意味での自分磨きです。
こんな細かい自分磨きを何百も何千も積み重ね、
相互にリンクさせていくことで、「知恵」になっていきます。
そして知恵がリンクし始めると、一気に視野が広がる瞬間を体験できます。


B子さんには、ちょっとした自分磨きで伸ばせる才能がたくさんありましたから、
訓練を積み重ね、長く愛される女性になってもらいたいですね。



◎苦労や訓練が必要

毎度「皆既日食」の話になりますが、物事の仕組みを
人から人へ伝え続けることで、人類は進化してきました。
その結果、1万年前の皆既日食の「恐怖」は、
現代になって「娯楽」へと変わりました。


人の人生も、「社会の仕組み」や「人の心の仕組み」を知れば、
「不安」は「娯楽」に変わります。
もちろんそれらの仕組みを知るには、
相応の苦痛や訓練は必ず必要になります。


包丁を使う技術が上達したB子さんは、
以前より明らかに楽しく料理ができるようになり、
周囲から安心され、場合によっては尊敬され、
「愛をそそげる人」に一歩近づきました。
しかしその背景には、マスターの話を数時間マジメに聞き、
自分の切り方の細かい修正をしながらの練習がありました。


長く愛されたいなら、やはり相応のものと引き換えになります。
長く愛されるために必要な「相応のもの」というのは、
自分を磨くための苦労や訓練のことです。


みなさん、人生は一回だけの本番です。
自分を鍛えていくための苦労や訓練を楽しんでください。

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長めの余談:

EXILEのTAKAHIROが結婚(妻は妊娠3ヶ月)したみたいですね。
デキ婚が愛ではない理由については以前書きました。
もしまだの人は以下「デキ婚」を読んでみてください。
2017年4月11日に投稿した「結婚」から抜粋です。
「TAKAHIROがデキ婚したんだから私も!」などと考えず、
長く愛されたいなら、みなさんは「愛」をそそいでください。


◎デキ婚

デキ婚は、おめでた婚、授かり婚などいろいろな表現がありますが、
「妊娠してから結婚する」という意味ではどれも同じです。


みなさんは、どちらかを選ぶなら、

「デキ婚(子供ができたから結婚する)」

「婚デキ(結婚してから子供ができる)」

どちらを選びますか?


自分にデキ婚の可能性がある人は、
「私はどっちでもいいと思う」と言いたくなるかもしれませんが、
あえてそれはナシで考えてみてください。


どちらかしか選べないなら、人はほぼ100%
「結婚してから子供ができる」を選びます。
そして、それでOKです。
現代社会では、それが愛だからです。
子供に対する愛であることはもちろん、自分に対する愛でもあります。


いつも書くように、愛が欲しいなら愛をそそぐ必要があります。
自分を愛せない人は他人を愛せませんから、
長く愛されたいなら、まず自分を愛し続けることが必要です。
自分に対する愛とは、この場合で言えば、結婚してから妊娠することです。
それはなぜかと言えば、あなたがそれを望んでいるからです。
「60キロと50キロの体重のどちらを選びますか?」と質問され、
50キロを選ぶなら、それを実現するのが自分への愛でしたよね。
同じように、「デキ婚か婚デキ、どちらを選びますか?」と質問され、
後者(結婚してから子供)を選ぶなら、それを実現するのが自分への愛です。


「デキ婚したくないのにデキ婚した」
「50キロになりたいのに60キロのまま」
「お酒もタバコもやめたいのについ手を出す」
「ギャンブルもやめたいのにやめられない」
「ケンカをしたくないのにやめられない」

こんなことをしていて、長く愛されるはずはありません。


デキ婚したくないなら、そうなるように生きてください。
それが自分に対する愛です。


さて、「デキ婚」を男性の目線から書いてみましょう。
女性にはわかりにくいかもしれませんが、
デキ婚は、男性にとっては「大打撃」です。
妊娠中のセックスの可否については人それぞれだとしても、、
概して妊娠中はセックスの回数が減ります。


男性としては、状況があまりにも急展開過ぎて、とても混乱するんです。
それまでやりたい放題だったセックスに、いきなり急ブレーキがかかり、
親や親戚への挨拶や子育てのことなど、
多くの現実問題を抱えなければならなくなるからです。


彼氏に「私妊娠したみたい」と伝えた瞬間、
表情が反射的に明るくなったら結婚もアリかもしれませんが、
曇ったら別れた方がいいです。
デキ婚の離婚率は、婚デキより高いのは事実のようです。
そりゃそうです、本来みんな「結婚してから妊娠」を望んでいるのに、
それと逆のことをしているわけですから。
「愛があれば大丈夫」とか、「私は平気よ、彼氏を信じる」などと言いますが、
そもそも見積もりが甘くて妊娠した場合が多いですから、
心と心が裸でぶつかり合う結婚生活の現実など知るはずもなく
現実を目の前にして、初心を保てるカップルは少ないようです。


結婚したいから妊娠する(させる)というのは、
生まれてくる子供やお互いの両親の気持ち、
周囲の気持ちなどを無視した自己都合ですから、
これも結局うまくいきません。
ただ単に「結婚したい(独占したい)」という欲を満たすために、
周囲のあらゆる人が困惑するわけですから、当然愛ではないんです。
相手や周囲を納得させ、結婚を承諾させる力のない人が強引な方法をとっても、
その場しのぎにしかならず、やがて自滅してしまいます。
結婚したいがために先に妊娠を計画する人は「子供の思考」です。
子供の思考では、あとで「こんなはずじゃなかった」となることがほとんどです。


理屈はともあれ、事実として、
デキ婚にまつわる「いい話」はあまり聞きません。
やはり、結婚してから妊娠することの方が、
家庭が安定する可能性は高いと思います。


※人は本音では「デキ婚」を避けたいと思っています。
デキ婚の当事者のどちらかは、
「セックスしたい、でも結婚したくない、
なぜなら、他にもっといい人がいるかもしれないから、
遊べなくなるから、自由が奪われるから」
というのが本心である場合がほとんどです。


また、
「周囲が許してくれない・結婚したいから先に妊娠する」
という考えは、「結婚したい」という欲をかなえるための妊娠です。


これらは全て利己的な考え方ですから、
この考え方の人が結婚してもやがて破綻します。
デキ婚の末、幸せなフリをするのに疲れ果て、
離婚する人は本当に多くいます。


愛とは「私もあなたも周りも楽しい」という状態です。

「今私が妊娠したら私は嬉しい、
そしてパートナーも周りも嬉しい」

こう信じられる妊娠が、愛のある妊娠です。

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その後ライダーの常連さんが来店し、
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