2017年6月19日

勘当だ!と言われたら

※はじめての方はこちらをどうぞ 16の質問
※過去のタイトル一覧はこちら タイトル一覧
※マスターが直接助言する企画はこちら 自分磨きの再挑戦

---------------------

(読了目安10分)人気ブログランキングへ

父親から「勘当だ!(かんどうだ)」と怒鳴られた経験はありますか?
親になればわかりますが、愛がある親は子供を勘当しません。
勘当するのは、「愛を知らない親」ですから、
むしろ勘当された方が、子供は愛に近づくことができます。
「勘当だ!」と言われない親子関係がなによりですが、
言われてしまったら仕方ありません。


今回は「勘当」について書いてみたいと思います。
長くなりますがどうぞお付き合いください。

・・・

はじめに「勘当」の意味を調べてみたところ、こうありました。

「悪行を叱責(しっせき)して親や師が、子や弟子(でし)の縁を切ること。義絶。」

「悪いこと」をすると、「勘当」されることがあるようです。



では本題です。


あなたの親は、あなたが「したい」と言うことをやらせてくれますか?
やろうとして、「勘当だ!」と怒鳴られたことはありませんか?
さらに、勘当されるのがイヤで、親の言いなりになったことはありませんか?


「勘当だ!」でよくあるパターンのひとつは、父親と娘のやり取りです。
たとえば娘が「彼氏と結婚したい」と言うと、
「そんな男と一緒になるなら勘当だ!」となるわけです。
父親から見れば、その男はどう見ても頼りなく、
娘が幸せになれるとは思えないわけです。


しかしこの時点で父親は完全アウトです。
みなさんは、その理由がわかりますか?


父親は、「この男と一緒になると娘は幸せになれない」と思っているんですが、
もうちょっとわかりやすく書くと、
「この男は娘を幸せにしてくれない」と思っているわけです。
つまり、父親は、「娘を幸せにしてもらおう」と思っているわけです。


「幸せ」は、他人からもらうものでしたっけ?
違いますよね。


他人から幸せをもらおうとしていると、他人任せの人生になり、
自分の不幸の原因を他人のせいにしようとします。
これでは自分の成長はありませんし、ただ幸せを待つ人生になってしまいます。


では、「勘当だ!」と言う親、つまり「幸せはだれかが運んでくれるものだ」、
と考える親に育てられた子供がどうなるか、想像してみてください。
そう、父親の考え方で育った娘は、同じ価値観になるんです。
不幸を感じると、「幸せをちょうだい!」と人を責める娘になってしまうわけです。
幸せは、他人からもらうものではなく「自己責任」ですから、
娘は、自分の考え方を変えない限り、
結婚してもしなくても、そもそも幸せになることはできないんです。


ということで、娘が幸せになれないなら、それは、
「彼氏が悪人だから」
ではなく、
「勘当だ!と怒鳴る父親に育てられたから」
です。


また、父親は、「この男と一緒になると娘は幸せになれない」と思った時点で、
「自分の娘は自分の力で幸せになる力がない」と決めつけています。
さらに、「怒鳴る」というのはもちろん愛ではありません。
怒鳴られて嬉しい人はいませんから、
娘のことを本気で考えているなら、冷静に説得するはずです。


ですから、「勘当だ!」と怒鳴った時点で、その父親は「完全アウト」なんです。
もちろんそんな父親に言われてやりたいことを断念する娘も、
悪循環の中で生きていくことになります。


娘がしたいことをすんなりやらせてくれる父親もいます。
そんな父親は、まずなんと言っても、自分の幸せに責任を持っています。
自分に愛をそそぎ、あふれる愛を、娘にそそいで育ててきました。
愛を込めて育てたということは、自分の子育てに誇りを持っているわけです。
愛をこめて育てたからこそ、子供を信用できるんです。
ですから、子供がなにかをしたいと言ったら、
感情的になることなく、基本的にそれを認めてくれます。
そして、もし失敗しても、親に力があるうちは親身になって助けてくれます。
人間は失敗の中から学んでいくものだと理解しているからです。


父親が、「この男と一緒になるなら勘当だ!」と言うのは、
「幸せは他人が運んでくれると考えている」
「子育てに愛がなかった」
「娘を信用していない」
こんなことの現れなんです。



◎勘当は愛か

命に関わることならまだしも、彼氏とのことで、
娘の人生を力ずくで押さえ込もうとする親に「愛」はありません。
「勘当だ!」は、愛ではないんです。


親の役割は、子供を助けることです。
子供がなにかをしたいとき、それが命に関わるものなら、
命懸けで阻止する必要があります。
しかし命に関わるものではない場合、まずは自分が育てた子供を信じ、
やりたいようにやらせてあげるのが愛です。
そして、子供が失敗したり、困ったときに助けてあげるのが親の役割です。
自分が育てた子供です、自分が育てた子供の判断を信じるのが「愛」です。


子供の判断に口を出すのは、自分の子育てに自信がないからです。
自分の幸せに責任を持てない親ほど、「勘当だ!」と力尽くで子供に介入します。
さらに、周囲の親戚も一緒になって「そうだ勘当だ!」と言うなら、
その家系は間違いなく「悪循環」に入っています。
先祖を遡れば、お酒・ギャンブル・暴力・浮気・借金など、
いろいろなトラブルがあったはずです。


たとえばあなたが子供を産んだとします。
子供の人生は、誰の人生でしょうか?
・・・そうです、子供の人生は子供のものです。
ということは、あなたの人生は、あなたのためにあります。
親のためにあるわけではありません。


そして親も、子供の人生を自分のものにしようとしてはいけないんです。
親がしていいのは、子供が困ったときに「助けること」です。


世の中には、なにかあると「勘当だ!」と怒鳴る家系はたしかにあります。
しかし現代は、だれでも自分の生き方を選べる時代になりました。
「勘当だ!」を恐れ、そんな家系に残り、悪循環の一部になってしまうのか、
それとも勇気を出して飛び出し、その鎖を断ち切るのか、あなたは自由に選べます。
親子で依存し合って、お互いが自立できないままでは、長く愛されることは不可能です。


親は子供を自分の思い通りにコントロールしようとします。
寂しい親ほどその傾向が強くなります。
しかし子供の人生は子供のものですから、
未来は子供の意思で決めていいんです。
「勘当」は、子供に対する愛ではありません。


さて、みなさんの親は、自分の寂しさを子供に押し付けていないでしょうか?
親の役割は、子供を助け、命のバトンを未来へつなぐことです。
「勘当だ!」と、自分の子供を脅す親、
そして、その言葉に逆らえないように育てられた子供・・・
そんな親子に明るい未来はあるのか、答えは明白です。



◎親は子を勘当しない

そして、ここが大切なところですが、
「勘当だ!」と言って本当に勘当する父親はいません。


理由は単純です。


初めに書いたように、「勘当だ!」と言う父親は、
自分の幸せに責任を持てない人ですから、
本気で子供を勘当するはずがないんです。
自分の寂しさを癒すことができなくなってしまうからです。
娘の未来より、自分の寂しさをどうにかしたいわけです。
子供依存と言ってもいいかもしれません。


子離れできている親は、子供を一人の大人として見ますから、
感情的になることなく話ができます。
子離れできていない親ほど、「勘当だ!」となるわけです。
おそらく結婚式で誓った妻との「永遠の愛」も、守り通せない男性です。
「娘のためだ」という理由を中心に、いろいろな理由をつけますが、
冷静になって考えれば、親は自分の価値観を押し付けているだけです。
結局、「勘当だ!」と言う親は、ただ寂しいだけだとわかります。
ですから、言ってみたものの、結局は勘当しません。
しばらくは強がっているかもしれませんが、
戸籍を抜く手続きもせず、親子関係を続けようとします。
場合によっては、何事もなかったかのように連絡してくるかもしれません。



◎子は親を勘当する

本来の意味とは逆になってしまうんですが、子が親を勘当する場合はあります。
「逆勘当」が成立しやすいのは、親が酒グセが悪い、
借金まみれ、暴力、浮気グセが治らないなど、子供が親を気に入らない場合です。
親が「勘当だ!」と言えば、「それでいいよ」となるわけです。
しかし、戸籍や住民票など、絶縁に必要ないくつかの手続きなどする親子は皆無です。
そのあたりを理解すると、通常は、その場限りの感情的な問題であって、
本当の意味での「勘当」はほとんど成立しないということがわかると思います。



◎大切なのは未来

そもそも「勘当だ!」と言う親は、子供に愛をそそいでいないわけですから、
子供としては、勘当されてもいいはずですが、
子供側に「まだ親に甘えたい・親に嫌われたくない」という気持ちがあると、
親の言いなりになってしまいます。
しかし言いなりになるというのは、自分の価値を下げるということです。
やりたいことを諦め、自分の価値を下げ・・・これは愛でしょうか?


親から勘当されても、親に感謝する気持ちは持っていていいんです。
親に感謝する気持ちがあれば、少なくとも子供の幸せは揺るぎません。


また、親子のつながりがなくなることによる精神的空白がつらいため、
親の言いなりになる人もいます。
しかし親はいつか必ずこの世を去り、別れは間違いなくやってきます。
大切なのは、いつまでも親と一緒にいることではなく、
新しいパートナーと心と心の付き合いを構築し、命を未来につなげることです。
肉親が大切なことは言うまでもありませんが、
もし「親」か「未来の家族」か選ぶなら、間違いなく「未来の家族」ですし、
愛のある親なら、当然それを願っています。


親に対する恩返しとは、「勘当だ!」と言われて言いなりになることではありません。
親に対する恩返しとは、子供が自分自身を認め、
自分に自信を持ち、親から精神的に自立することです。
「勘当だ!」と言われて子供が怖がるなら、それは、
「親から嫌われたくない、肉親を失いたくない」という欲があるからです。
言ってみれば、自分に自信がないからです。
しかし、いつまでも親と一緒にいて、自信がつくはずはありません。
依存の度合いが増えるだけで、歳を重ねていくうちに、
さらに離れられない関係になっていきます。


パートナーを見つけ、家庭を持てば、新しい心のつながりができます。
それこそが命のバトンをつなぐことであって、自分の未来を明るくすることです。
さらに書けば、親に孫を見せるチャンスもできるわけです。
大切なことは、「親から嫌われないこと・親に甘えられなくなること」ではなく、
「愛をそそぐこと」です。
言い換えると、「パートナーに好かれ、子供を甘えさせてあげること」です。


「勘当だ!」に抑えられてなにもできないうちは、愛をそそぐことはできませんから、
結果として、「親の言いなりになっているうちは、愛されない」ということになるわけです。
みなさんは、未来を見て生きてください。



◎毒親

「毒親」という言葉がありますが、「勘当だ!」と怒鳴る親は、もちろん毒親です。
しかし多くの子供は、それを毒親だと理解できないように育てられています。
それどころか、周囲から「毒親」と言われると、親をかばう子供さえいます。
それは、「私は愛された」と信じたいあまり、親を肯定したいからです。


しかし本質は違います。
「勘当だ!と怒鳴る親は、子供を愛していない」
と認めることが、今後みなさんが長く愛されるために必要なことです。
親は完璧ではありませんから、毒親でいいんです。
過去のことはどうにもなりません。
今後みなさんにできることは、人間の不完全性を認め、
親の不完全性を認め、悪循環を断ち切る勇気を出すことです。

※「親から愛されたか」も参考にしてください




◎相互依存

「そんな男と結婚するなら勘当だ!」と怒鳴る父親の言いなりになる娘は、
誰と結婚してもうまくいきません。
その理由は、「幸せは他人が運んでくれる」、
こう信じている父親の価値観を受け継いだ女性だからです。


父親は、「あの男と一緒になると幸せになれない」と言いますが、
本質は、「そんなことを言うオレが育てた娘だから幸せになれない」です。


幸せになる実力がある娘の父親は、
娘の判断を尊重し、娘が困ったら助けます。
決して「勘当」という言葉を使いません。


また、親が「勘当だ!」と言っても、実際は勘当されません。
「勘当だ!」という親こそ、寂しがりやだからです。


そして、親から「勘当だ!」と言われた以上、
やりたいことをやっても、やらなくても、娘にストレスは溜まります。
やってもやらなくてもストレスが溜まるなら、
やりたいことをやった方が「自分の人生」と言えます。
親から力尽くで抑えられ、やりたいことができずに後悔することが、
なによりも自分を愛さない行為です。
自分を愛さない人が他人から愛されるはずはありませんから、
「勘当だ!」という親の言葉の言いなりになっている子供は、
長く愛されることはないということです。


父親 「勘当だ!」

娘 「ごめんなさい、言うとおりにします」

この会話は、愛を知らない親子の相互依存が生み出すやりとりです。



◎まとめ

「勘当だ!」と怒鳴る親は、愛をそそげない親です。
愛をそそげない人は愛されませんから、
親は愛されていない人ということになります。
長く愛されたいなら、長く愛されている人の助言を聞く必要がありますから、
「勘当だ!」と言う親からは、長く愛されるヒントは得られないわけです。
長く愛されないのは、「勘当だ!」と言う親の言いなりになっているからです。
長く愛されたいなら、「これは愛なの?」と常に自分で考え、
愛だと思うことを実践し続ける必要があります。


「感動だ!」と言われたら、勘当されてください。
自分の責任で愛に近づかなければ、自分の人生ではありません。
あなたの人生は、あなたのものです。



以上です。
最後までありがとうございました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブログランキングに参加しています。
応援のクリックをいただけたら嬉しいです。



<感動>
写真は勘当ではなくて感動です。


子供たちは幼稚園時代の写真を見て感動



すばらしい天気に感動





















パッションフルーツ
たくさんの実に感動