2017年6月13日

肉体は魂の乗り物か

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「肉体は魂の乗り物か」

このテーマはスピリチュアル系の話として、世の中で多くの議論があります。
この議論に幕を下ろし、また一歩愛に近づきましょう。
特にスピリチュアルに興味がある人にとっては、
思考のシフトの役に立つはずです。


今回は少し難しくて長いので、興味がある人向けの内容です。
ゆったりした気持ちでお付き合いください。


まずは「魂」について興味深い話があります。 
「死後の世界はあるか」
「死者と話せるのか」
「魂は肉体を離れて存在し続けるのか」
などのテーマを追った人の話です。


1900年代初頭、ある有名なマジシャンが、「亡き母」と話すため、
死者と交信できる霊能者を探し続けました。
当時、「死後の世界があり、魂はそこで待機する」
という考え方があり、「私は死後の世界の魂と会話ができる」
と公言する霊能者がたくさんいたんです。


彼は多くの霊能者に母との交信を頼みましたが、
それはトリックばかりで結局願いは叶いませんでした。
彼は霊能者のトリックを見破り続けましたが、
それは本物の霊能者を探し、母と話したいという一心からでした。


母との交信ができないまま、彼自身も生涯を閉じましたが、
彼には、妻との間にある「暗号」がありました。
「僕の魂が存在し続けるなら、必ず死後の世界から暗号を送るから」
と言い残した夫・・・その暗号は妻に届いたのでしょうか?


彼が有名人だったことはもちろん、暗号の解読には「賞金」がかかっていたため、
数百人の霊能者が暗号の解読を試みました。


しかし、その暗号を解読した霊能者はいませんでした。


結局のところ、死後の世界や魂の存在を証明できた霊能者はゼロ。
魂が肉体から離れて存在していることは証明できなかったため、
必然的に「肉体は魂の乗り物ではない」という結論が出ました。


・・・と、ここまでは「過去」の話です。


マスターは今後、スピリチュアル的な考え方とは別の意味で、
肉体は魂の乗り物になり、乗り換えもできると考えています。
「肉体を乗り換えるなんて、そんなこと神にしかできないでしょ」
なんて言わないでくださいよ。
みなさんは今、スマホを使い、地球の裏側にいる友達と顔を見ながら話せますよね。
仮に1000年前、「地球の裏側の人と顔を見ながら話す」と言ったら、
「神にしかできない・気が狂ったか」と言われたはずです。
しかし現代人は普通にやっています。
ざっくり書くと「ソフトバンク」の孫社長が頑張った結果、
昔は「神にしかできない」と思われたことをやってしまったわけです。
そしてみなさんは、それを当たり前のこととして受け入れ、
自分の生活の一部にしています。
努力次第で、肉体は魂の乗り物になることができそうです。



◎肉体は魂の乗り物か

現代の人間の知恵では、「魂」という言葉そのものの定義が曖昧で
「霊・意識・心・神」などと表現され、統一表現に至っていない状態ですが、
ここでは、「意識(脳)」と定義して書こうと思います。
そして「肉体」は、そのまま「肉体・身体」という意味で使います。


さて、

「肉体は魂の乗り物か」・・・

これですが、みなさんは「自分の肉体が変わった」と思ったことがありますか?
もし肉体が魂の乗り物で、魂は常に肉体を乗り換えて存在し続けるものなら、
みなさんはきっと、前の肉体だったときの遠い記憶があるはずです。


みなさんは、前の肉体だったときの記憶・・・ありますか?


・・・ないですよね。


ですから答えは、


「肉体は魂の乗り物ではありません」


となります。


ただ、ここからが大切な話です。


この答えは、「現在の科学レベルでは」という条件付きです。
魂が肉体を乗り換えながら存在し続けることは、将来的にはありえる話ですが、
現在の科学レベルでは、肉体と魂は一体のものと考える必要があります。


「肉体が滅びると、魂も滅びる」
「魂は肉体を乗り換えることができない」
ということです。


理由は、「脳」にあります。
脳を肉体に移植できるなら、脳にとって肉体は「乗り物」ですが、
まず、脳そのものを保存することができても、肉体に移植する技術がありません。
現代の科学では、肉体が滅びると、脳も滅びるわけです。
「肉体ごと冷凍保存し、移植技術が発展したところで解凍予定」
ということは行われているようですが、やはり現時点では、
肉体と脳は一体で存在すると考えていいと思います。
また、現在の科学では、脳の情報を書き換えることはできません。
書き換えができれば、誰かの肉体に脳の情報をインストールして、
魂の移動は完了しますが、これも現在は不可能です。


さらに、脳の情報を外部に保存できる時代になれば、
人類は「肉体」という不便なものから離れます。
人類の歴史は、病気との戦いですから、
病気になる原因から脳を離脱させる方法をとるのが自然です。
そう考えると、「肉体(病気になるもの)」は魂の乗り物にはなりえないということになります。
(例外は最後に書きます)


結論として、現時点では、肉体は魂の乗り物にならないということです。



◎機械は魂の乗り物

将来、「機械」が魂の乗り物になります。
人は遠くない未来に、機械の身体になって生まれ変わることができる、ということです。
実際、ペースメーカーや人工臓器など、
肉体の中に機械を入れて命をつないでいる人は少なくありません。
機械が占める割合が科学の発展とともに増え続け、
やがて必要なもののほとんど全てが「機械」になるということです。


歴史が示すように、人類には、
「神にしかできない・気が狂ったか」
と言われることを実現する力があります。
ここ数十年、遅くても今世紀中に、様々な分野の技術が進歩し、
人間は機械の身体を手に入れます。
人類は今、250万年の歴史の中で最大のブレークスルー、
「不老不死」を実現しようとしているわけです。


ところで、地球の裏側の友達と話す「神業」は、
ざっくり書くと、誰が頑張ったんでしたっけ?


・・・そう、ソフトバンクの孫社長です。


興味深いニュースがあります。
ソフトバンクが、大手ロボット開発会社を買収したニュースですが、
みなさんは知っていますか?
以下の動画を見てみてください、おそらく人類最高レベルのロボットです。
特に最後の2足歩行ロボットは、だいぶ人間の動きに近づいたと思います。
http://www.gizmodo.jp/2017/06/softbank-bought-boston-dynamics.html

今後数年で、これらの動きがさらに高度になり、
小型軽量になり、バッテリーの効率が良くなるのは、
科学技術の歴史が示している通りです。


また、以下は、外側を人間に似せた「アンドロイド」の動画ですが、
遠くから見ればほとんど人間と変わらないことがわかると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=cb_tmGe3ga0
https://www.youtube.com/watch?v=WnDTc2_XI-Q


今後人類がさらに本気になって「動き」と「表面」が洗練されれば、
より人間らしいロボットができるのは確実です。


・・・ここまでの話はOKでしょうか?
OKなら以下に続けましょう。


では、あなたが望む形のロボットに、
あなたの脳、もしくは脳の情報(機械の脳)を移植した場合、
その物体はいったい何でしょうか?
スマホにアプリをダウンロードするのと同じように、
好きな形の機械に、あなたの脳の情報を移しかえるわけです。
科学が発展すれば、必ずそれが可能になる時が来ます。
あなたが理想とする形の機械に、あなたが入り込むことができるわけです。


機械の身体の「是非」について、以下、頭を柔軟にして考えてみましょう。


機械の身体が普及し始めると、
「私は機械の身体なんてイヤ、生身の身体が人間らしいでしょ」
と言う人もいるかもしれませんが、
ここ数十年のことをちょっと思い出してみてください。


「電話」が普及し始めたとき、
「私は電話なんてイヤ。声を電気信号に変えるなんて温かみがない。
会って目を見て話してこそ人間でしょ」
と言う人もいたはずです。
しかしその後、人類は電話を使うようになりました。
おそらくそう言っていた本人も、電話を使うようになったはずです。


やがてパソコンが普及し始めると、
「私はコンピュータなんてイヤ、機械に支配されるのは人間らしくない」
と言う人がいました。
しかしその後、人類のほとんどがパソコンを使っています。


そして「電子メール」が普及し始めると、
「私はメールなんてイヤ、手書きこそ人間らしいでしょ。
電子メールなんて気持ちが伝わらないでしょ」
と言う人がいましたが、その後、人類はメールを使うようになり、
おそらく「イヤ」と言っていた本人もメールを使うようになったはずです。
顔文字などで気持ちを表現する人もいますし、
写真や動画を添付することもでき、手紙とは違った人間らしさを表現しています。


ですから、
「私は機械の身体なんてイヤ、生身の身体が人間らしいでしょ」
と言っていても、人類の多くがどうなっていくか、想像するのは難しくありません。
実際、メガネ・入れ歯などは機械の身体の一種です。
人工臓器ももちろん機械の身体の一種です。
骨も人工のものがあります。
すでに多くの人が、ほんの一部とは言え、「人工物」とのハイブリッド(混成)状態です。
病気から逃れる目的の機械化(結果的に不老不死)は、
人類の歴史に矛盾しないんです。


マスターも体験するかもしれませんが、たとえばガンの治療法は、現在、
「壊れゆく肉体の補修」
「壊れゆく肉体の悪化防止」
「痛みを止めるための投薬」
「死を待つ恐怖の緩和」
などが主です。
しかし将来、脳の情報を機械の身体に移すことが可能になったとき、
マスターは肉体を離れ、機械の身体に乗り換えることを選ぶかもしれません。
(そもそも医学が進歩すればガンにならない肉体が手に入りますが)


「不老不死」は、太古から現在まで、人類共通の一貫したテーマで、
歴史には、権力者たちが「不老不死」を目指した記録がたくさん残っています。
人類が死の恐怖や病気から逃げ続けた結果、突き当たるテーマは、
「半永久的な命を手に入れるか、有限の命を選ぶか」ということになり、
人類は、人類の方向性として必ず「不老不死」を選びます。
しかし現在はまだ不老不死を選べないので、
人類は死ぬことや生きることの意義を考えているわけです。


不老不死が実現された後は、病気や食料不足にまつわる状況に大きな変化があります。
人類の価値観は激変し、「死ぬこと、生きること」を超えた領域に入ります。


人類史上最大のブレークスルー、「不老不死」を手に入れたとき、
次になにが起こるのか・・・マスターは、愛に近づくと信じています。
(このあたりの話は、「レイ・カーツワイル シンギュラリティー」などで調べると
分かりやすいと思います。
レイ・カーツワイルは、現在グーグルの人工知能開発を担当している学者です)


長々と書きましたが、まずは上に紹介したロボットとアンドロイドの動画を見てみてください。
(「ソフトバンク・ボストンダイナミクス」などで検索してみるとおもしろいと思います)
もうすぐ、人間と区別がつかないロボットができるとわかります。
あとはそのロボットに自分の「魂(脳)」を入れるかどうか、
これも将来選ぶことができるようになります。
ソフトバンクの孫社長も、歴史上の人物同様、
最終的には「不老不死」を視野に入れて会社を経営していると思います。


※人間が機械の身体を手に入れた後も想像してみてください。
ヒントは、
「機械も故障することがある・プログラムにバグもある」
ということです。
スマホが理想通りに動かないのと同じ理屈ですが、
それを理由にすぐにスマホから離れる人は少数です。
そのあたりをふまえて想像してみましょう。



◎肉体と魂(脳)の関係

肉体と魂(脳)の関係をまとめてみますね。

1:生身の脳を生身の肉体に移植 (寿命あり)

2:生身の脳を機械の身体に移植 (脳は寿命あり・身体は不老不死)

3:機械の脳を生身の肉体に移植 (脳は不老不死・肉体は寿命あり)

4:機械の脳を機械の身体に移植 (不老不死・修理や調整は必要)


「レーシック」で経験した人もいると思いますが、
移植手術は主に機械がやり、人間は機械の管理をします。
ナノ単位の精密な作業ができるので、体調に左右される人間の作業より
はるかに高い確率で手術が成功します。



◎まとめ 

では、「肉体は魂の乗り物か」をまとめましょう。


現在の科学では、脳の移植はできないので、肉体と魂(脳)は一体です。
魂はその肉体に一度だけ乗ることができますから、
単に「肉体は魂の乗り物かどうか」という「狭い意味」では、
肉体は魂の乗り物と言えます。


また、魂は肉体を「乗り継ぐ」ことはできませんから、
「乗り換える」という「広い意味」での答えは「ノー」となります。


やがて科学の進歩によって、生身の肉体に脳移植が可能になったとき、
肉体を乗り換えることができるので、答えは「イエス」となります。
しかし「人体」に脳を移植するという「倫理」の問題が障害になり、
現実問題として、肉体に脳を移植することは難しいかもしれません。
ただ、脳移植の倫理の問題が出るころには、
ソフトバンクだけでなく、アップル、グーグルなどを筆頭に、
世界中の企業が、肉体の代わりとして充分に機能するロボットの開発を終えています。
また、科学の進歩で、脳の情報を機械に移動することも可能になります。
ですから、「機械・ロボット」が魂の乗り物になる時代になります。


ただし・・・例外があります。
脳の乗り物として、意図的に「生身の肉体」を求める人はいるかもしれません。
機械の身体が普及したあとは、生身の肉体は、
むしろ「価値あるもの」として認知される可能性があります。
現在、ビンテージものやアナログ的なものが価値を持つ世界がありますが、
それと似たような感覚で、人は「生身の肉体」を求めるかもしれません。
倫理の問題をクリアする必要があったり、昔の車のように、
「トラブルが多くて維持が大変」だったりするかもしれません。


そして、さらに時代が進めば・・・と言ってもこれも遠くない将来の話ですが、
「万能細胞・クローン・人工培養肉」などの技術が発展すると、
人工的に「生身の身体」を作ることが可能になります。


ですから、将来、肉体が魂の乗り物になることは「可能」です。
しかしそれは、一部の人類の「こだわり」として、
「生身の肉体」に乗ることを選んだ場合に限るかもしれません。


肉体は魂の乗り物か・・・答えは、一人一人の考え方や時代によって変わります。

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