2017年5月13日

超能力かマジックか

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前回の話題と関連した内容です。
ここで書く「超能力」は、人類にとって「未知・未解明の力」、
そして「マジック」は、人類にとって「既知・解明済みの力」、
こう簡単に定義しておきます。




◎クイズ

死者の霊を呼ぶとか、霊がとり憑くとか、いろいろなことを言う人がいます。
「死後の世界・降霊・神・霊能者・超能力」などについて、
思考の確認のためクイズを4問です。


<1>

マスターには兄はいませんが、もし、
「病気で死んだ兄が僕の結婚についてなんと言っているか知りたい」
と霊能者に尋ねたとき、霊能者はどう答えるでしょうか。

1:「あなたにお兄さんはいないようですね」

2:「天国から安心して見ているようです、いつも見守っていますよ」



<2>

妻に対して「ぼくが死んだら霊能者を通してこの言葉を送るから」と、
二人だけの合い言葉を残してこの世を去った夫がいました。
後日、死者を呼び出せるという霊能者に妻は尋ねました。
「夫が死ぬ前に私と合言葉を決めたんです。夫はなんて言っていますか?」
霊能者は合言葉を言い当てたでしょうか?
※死後の世界を信じた人が試した実話だそうです



<3>

自称「全能の神と交信できる霊能者」に、霊能者の知識以上と思われる質問をしました。
なんでもいいんですが、たとえばパソコンの画期的なプログラムの話とか、
100年後に人類が見つけることになる物理の方程式、ガンの治療方法などです。
答えてくれるでしょうか?



<4>

以下に紹介する動画をいくつか見てみてください。
以前紹介したマジックショップのページです。

http://www.magicshopm.com/index.htm

これらは超能力ではなくマジックですが、
その仕組みを説明できますか?




もし超能力について考えるなら、
これらのマジックを全部説明できるようになってからでもいいはずです。
実際に、マジックを使って信者を集める指導者は多く存在しますから気をつけてください。

100年前、当時の「最新の科学」で説明できないことでも、
現在の科学で説明できることがあるように、
現在の「最新の科学」で説明できないことでも、
100年後には説明できるようになるかもしれません。

マジックは、一般的な人の知恵で説明できなくても、全て理論的に説明がつくものです。
説明できないのは、説明する側の知恵がないからなんです。
ですから、今、人類の知恵で説明できないことでも、
それを超能力だと信じて「夢の世界」に入ってしまうのは危険です。
人類が成長し知恵を身につければ、今は解明されていない不思議な現象について、
きっと理論的に説明できるようになるはずです。



◎超能力かマジックか

その現象は超能力か、マジックか・・・


答えは、時代と共に変わります。


たとえば、人類で最初にそのマジックを発明した人は、その瞬間、超能力者でいられます。


しばらくは誰もマジックの仕組みを解明できませんから、
それはマジシャン以外の人から見れば、「超能力」と言えます。


しかし多くの人が知恵を身に付け、その仕組みを知るようになると、
やがて「マジック(化学や物理、心理学などの高度な組み合わせ)」と呼ばれるようになります。


マジックで再現できることは、もちろん超能力ではありません。
また、他のどのマジシャンも再現できないことがらを、
「超能力」と決めることもできません。
なぜなら、再現できない現象は、その瞬間は人類の一人だけに可能な
「人類最先端のマジック」であり、やがてその仕組みが明かされ、
だれでもできるものになるからです。


超能力の存在は、今の科学では証明できません。
そして超能力が存在しないことも、今の科学では証明できません。
今の人類の科学レベルでは、まだ超能力の有無を明確にすることができないんです。
だからこそ、不可解なものについては急いで決断をせず、
「わからない」という立場をとるのが本質です。


「絶対にある」「絶対にない」という極論の世界を作り出してその中に住むことは、
現実離れした世界、つまり「夢の世界」に住むということです。


今の人類にとって、超能力のあるなしは、「信じるか信じないか」の問題です。
ちょうど皆既日食を見た人類が、「あれは神の怒りだ」「いや、神の怒りではない」と、
信じたい方を信じていた時代と同じですが、
この議論にケリをつけたのが、天文学を中心とした「学問」です。
人類は、重力、自転、公転、軌道などという概念と、それをあらわす言葉を発明しました。
学問が普及した結果、人類に「皆既日食は天体現象」という共通の認識ができ、
人類は皆既日食の件で意見が分かれることはなくなりました。



◎超能力は結局あるの?

答えは、「信じればある、信じなければない」、となると思います。


超能力の有無について、人類は信じたい方を信じている時代ですが、
いずれこの議論にケリがつくときが来ると思います。


「ある」とか「ない」とかの問題ではなく、適切な言葉を見つけて
今の表現である「超能力」を、違う言葉で表現するだけかもしれません。


今後人類がどんな概念や言葉を発明するのか、どんな学問ができるのか、
100年先か、1万年先なのか、マスターにはわかりませんが、
人類は必ず「超能力はあるの?ないの?」の問題にケリをつけると思います。


ケリがついた後の人類は
「超能力という言葉について、人類が議論してた時代があったねえ」
と、思い出話のように笑いながら話すでしょう。


ただ、今の人類には答えを出す知恵はありませんから、
多くの人が信じたいように信じている状態です。
その後、人は何代にもわたって自分の能力を限界まで高め、研究を続けた結果、
人類は「あるなし論」を終わらせ、共通の認識を持つようになるわけです。



◎夢の世界

スピリチュアル系の世界の人や精神世界の人の中には、
不思議な現象をひとつひとつ検証し、本質を探求する行為を、
「夢がない」と表現する人がいます。


以前、「もう解明されていること」として、ミステリーサークルやオーブの話を書きましたが、
これらの仕組みを科学的に解明しようとすると、「夢がない」と批判する人がいるわけです。


しかし、本来はその逆で、謎が解明されていくことは、
「本物・本質に近づく」という意味でとても夢のある話だと思います。


実は、なにかを焦るあまりなのか、本質を探求せず、
「夢の世界」で生きている女性は少なくありません。


「夢の世界」とは、「本質から離れた世界」です。
自分で考えることをやめ、探求せず、信じたいことを信じて生きる世界です。
物事の本質を知らないため、ストレスを溜めながら生きてしまい、
その結果、「自分癒し」に専念してしまう「自分癒しの世界」と言ってもいいかもしれません。
「夢の世界で生きる」とは、本質を探求しようとせず、
自分で考えることを放棄し、目先の快楽を選んでいる状態です。


マスターは、いままでに出会った女性や、精神的指導者などを見てきた経験から、
スピリチュアル系の集まりや、セミナー、セッション、ヒーリング、
チャネリングなどと言われるものに参加している女性を心配しています。
彼女たちは、時間とお金を浪費し、「大切なもの・本当に欲しいもの」を見失っているからです。
これは昔なら、皆既日食を「神の怒り」だと信じ、
自分で作り上げた神にいけにえを捧げながら、
神の怒りを静めるために生きている人のようなものです。
また、最近なら、ミステリーサークルを「宇宙人からのメッセージ」と信じ、
宇宙人と交信しようとしたり、その場に出かけてパワーをもらおうとする人のようなものです。


長く愛されたいと願うなら、なにかを焦るあまり、そしてなにかを諦めた結果として、
「夢の世界」で生きることのないようにしてください。
「愛」は、夢の世界にではなく、本質の世界の中にありますから、
長く愛されたいなら、本質の世界で生きる必要があります。
本質の世界で喜怒哀楽を楽しむことが、長く愛されるということです。



◎2人のマジシャン

マスターの記憶に残る「プロジェクトアルファ」という興味深い話をします。


1979年、超能力を研究しようと、「マクダネル超心理学研究所」という組織が設立されました。


超能力の研究をしていると知った当時有名なマジシャン、
「ジェームズ・ランディー」は、その研究所に手紙を送りました。


手紙の内容を簡単に書くと

「超能力と言われている現象の見破り方を教えます。全てマジックで再現できるんですよ。
インチキ超能力者もたくさんいます、私も無償で研究を手伝います」

というものでした。


しかし研究所は、その手紙をジェームズに送り返しました。
「私たちは科学者だから、マジシャンの手伝いは無用」と添えられていたそうです。


あるとき、その研究所が「超能力者」を募集しました。
給料が良かったためなのか、約200人の「自称超能力者」が、その募集に応募したそうです。
そこでジェームズは、その採用試験に、自分の弟子2人を送り込みます。
もちろん自分の弟子だとわからないようにです。
まだ未成年の2人でしたが、ジェームズ直々の訓練を受けた人物でした。
「マクドネル超能力研究所」の採用試験を通ったのは、200人中たったの2人。
その2人の合格者こそ、ジェームズの弟子2人だったんです。
マジック以上のことができる超能力者はいなかったということです。
身分を隠したままの2人は、研究所で、自分たちの超能力(実際はマジック)を披露し続けました。


その結果、研究所は、「超能力は存在する」と発表し、
2人の「超能力者(実際はマジシャン)」は、自分の身分を隠したまま、
超能力者として人気者になります。
ここで再びジェームズが、「それはトリックだ」と反論し、その手法まで説明しました。
しかし、やはり研究所からは相手にされませんでした。


ところが、ここまでは全てジェームズの想定内でした。
その後、研究所で超能力者と認定された2人が、
実は自分の弟子だったことを発表し、世間は大騒ぎになったということです。


結局、ジェームズが真相を暴露するまでの3年間、
研究員たちは、2人のマジックを見破ることができなかったわけです。
そして研究所は、真相が暴露された2年後の1985年に閉鎖されました。
開設から6年で閉鎖した表向きの理由は、「資金不足」ということだったそうです。


ジェームズは、基本的に、
「不思議な現象の多くは理論的に説明できる、
もし説明できないなら、それは人間の無知や傲慢さが原因だ」
というスタンスですが、やはり
「不思議な現象を徹底的に疑うジェームズの行動には夢がない」
と、否定的なことを言う人もいるようです。


しかしちょっと考えてみてください。


本質を追求せず、「皆既日食は神の怒りだからいけにえが必要」と信じたら、
人類は考えることをやめ、成長できなくなり、命ばかり無駄に浪費し続け、
愛にたどりつけなくなります。
やはり愛に近づこうとする行為が、夢のある行為だと言えます。


ジェームズの教育財団は、以前「超能力チャレンジ」という企画を実施していました。
「超能力を証明したら1億円あげるよ」という企画でしたが、1000人以上が挑戦し、
全ての人が一次審査さえパスできなかったそうです。
10年前に放送された彼の動画は以下です。
主に「心霊商法」について、本質の世界で愛に近づくために大切なことを言っています。
「私の財団には、切実な思いで被害者が相談に来る」という言葉が印象的でした。
「老いてもなお熱血漢」という印象ですが、存命なら、現在はかなりの高齢だと思います。
https://www.ted.com/talks/james_randi?language=ja
言葉のテンポが速いので、音量を抑えて日本語の字幕で見るのがおすすめです。
2回見れば、理解も深まると思います。
他の動画もあるのでよかったら検索してみてください。



◎まとめ

世の中には、「超能力」と言われるものに夢中になり、
夢の世界で生きている人がいます。
しかし夢の世界で足踏みしていると、愛をそそぐ時間がなくなっていきます。
愛されるためには愛をそそぐ必要がありますから、
愛をそそぐ時間がなくなるということは、「愛される時間がなくなる」ということです。


夢の世界で自分癒しに夢中になっていると、長く愛されることはありません。
今、長く愛されていないと感じている人は、
「私は現実の世界で愛をそそいでいるか」と自問してみてください。
きっと新しい発見があるはずです。

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