2017年5月11日

カルロス事件 (善意の悪知恵)

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恋愛は人を大きく成長させます。
20代の恋愛は何度も失敗しながら体験的に学ぶものだと思いますが、
30歳を過ぎてからの恋愛は、あなたがもし結婚や出産を考えているなら、
何度も失敗している余裕はありません。

今回は、「カルロス事件」というスピリチュアル系の出来事を紹介し、
マスターからメッセージも添えたいと思います。


・・・


紹介するのは、20世紀末、「善意の悪知恵」がある人たちが、
オーストラリア中を「ドッキリ」的なもので騙した話です。
「悪知恵に善意も悪意もあるのか」、と言いたくなると思いますが、ここでは、
人を妄信や俗的な欲から目覚めさせるためのイタズラを、「善意の悪知恵」と表現しましょう。


善意の悪知恵でオーストラリア中を騙した事件は、
「カルロス事件」と呼ばれています(興味がある人は調べてみてください)。
アメリカ(カナダ)の霊能者とオーストラリアのテレビ番組がコラボし、
「霊能者がカルロスという霊を自分に憑依させ多くのことを言い当てる」
というドッキリパフォーマンスを繰り広げました。
霊能者の力を信じる人が続出し、大きな社会問題になった事件です。



ドッキリの企画者たちが伝えたかったことは、

「人は情報に流されて妄信してしまうものです」
「情報を流す側は、自分の利益のために情報を流しています」
「不思議なことは自分で調べ、妄信しないようにしましょう」
「心霊商法に要注意してください」
「メディアの情報もいい加減なものです」

などというものです。


以下は、カルロス事件に関する動画です。
ちょっと長いですが、勉強になりますので見てみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=Q6UWrMDEQxA

さらに長いテレビ番組もありました(半分ほどから繰り返しのようです)
https://www.youtube.com/watch?v=HUlfdXHanUI



特に後半は、社会の仕組みや人の心の仕組みを利用した戦略がわかります。
民衆がいかにメディアを信じ、自分が信じたいことを信じる傾向があるかわかると思います。


マスターが興味を持ったのは、この事件の中で使われた脈拍を止めるトリックです。
(動画5:12あたりから)


脇の下にボールを挟み、脇をぐっと締め付けると血管が圧迫され、
腕で計る脈が止まります(心臓は動いていますよ)。


この現象を使って意図的に「仮死状態」を作り出し、
民衆に「神秘的な力」を信じ込ませるというものでした。


一度信じ込ませてしまえば、あとは民衆の心理をうまく利用することができますから、
そのままのノリで「オーストラリア中を騙した」というわけです。


仕掛けた側は、熱狂がピークに達したところで、「タネ明かし」をしましたが、
それでも「そんなのはウソだ!」と信じ続けようとしていた人も数多くいたようです。


オーストラリア中が騙されたのは、結局のところ「知恵の欠如」です。


生きた人間が意図的に脈拍を止めるというのは、
知恵のある人間ならまずは「トリック」と考えます。


しかし、「前フリ」が神秘的だったりすると、
「神秘的な力」「修行によるもの」などと解釈する人も出てきます。


さらに、テレビ局や新聞が、「これは超常現象だ!」などと放送すれば、
多くの人は、自分で調べもせずにその情報を信じてしまいます。


仕掛け人は、教訓として、

「ちょっと調べればすぐにわかるような簡単なトリックだ。
妄信する民衆だけではなく、真相を調べようとしない各メディアも悪い」

というようなことを言っています。


オーストラリアのメディア関係者の中に知恵を持つ人がいれば、
国民は騙されなかったのに、と思います。


・・・


さて、ここからがマスターからのメッセージです。


「カルロス事件」は、タネ明かしがある「善意の悪知恵」でしたが、
現実の世界では、人を騙す人はタネ明かしをしてはくれません。


ですから、自分で本質を見抜く知恵が必要になります。


現実の社会では、上記のようなスピリチュアルの世界に限らず、
いたるところに、似たような「仕掛け」があります。


もちろん男女の関係も例外ではありません。


「気付いたら全部彼のペースだった」、こんな思いをした女性は、
男性に騙されただけかもしれません。


あなたに知恵がなければ、男性が使ったトリックを見破ることはできませんし、
たとえ男性がタネあかしをしても、カルロス事件後の一部信者のように、
トリックだった事実を信じようとさえしないかもしれません。


恋愛も、スピリチュアルの世界と同じように、
「信じたいから真実を見ない」という状態に陥りやすいものです。


「騙されたけど、勉強したなあ、次は頑張ろう!」と言っていられるのは20代までです。
30歳を過ぎ、平和な家庭を目指すなら、悪知恵に騙されている時間はありません。


社会の仕組み、心の仕組みを勉強し、
信じたいことを信じるだけの生活を卒業することができれば、
日本でカルロス事件が起こっても惑わされることはありません。
「愛」をベースにした知恵を身に付け、その知恵をベースに行動しましょう。


「これは愛なの?」と常に自分に問いかけ、愛だと思うことを実行してください。
判断が正しければ、必ず愛に近づきます。



◎余談「脈止め」

カルロス事件でマスターが注目した「脈止め」ですが、
脈止めは、わきの下にボール(玉ねぎや石でも)を挟めばできる簡単なトリックです。


マスターは以前、この話を知人のA子さんにし、
「脈止めはヨガの奥義とか言えば聞こえはいいけど、ひっかからないようにね」
「神と交信するとかヨガを極めたなんてウソだよ」
などと念を押しました。


そして数ヵ月後、A子さんが興味深い話をしてくれました。
彼女がネパールに滞在したとき、日本人男性のヨガの指導者が、
女性の生徒さんたちに対して、まさに「脈止め」の話をしている場に遭遇したんだそうです。

「オレが知っているヨガの指導者はすごいぞ、脈を止めることができるんだ」

と、真顔で言っていたんだそうですが、
その横でA子さんは笑いが止まらなかったとのことでした。


女性の生徒たちは、その男性指導者を尊敬し、
水面下で奪い合いのようなことをしていたようですが、
脈止めの仕組みを知らないヨガの指導者がどの程度のものか想像できると思います。
また、その男性指導者を好きになってしまったら、
その女性の未来がどうなるか、想像するのは簡単です。

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