2017年4月24日

有機野菜はおいしい?

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軽はずみな言葉は、あなたの価値を下げてしまいます。
あなたの価値が下がってしまうと、出会いの質も下がってしまい、
結果として長く愛されなくなります。


今回は、「有機野菜はおいしい?」というテーマです。
考えもなく「有機野菜はおいしい!」と言ってしまうと、愛から遠ざかるかもしれません。


・・・


以前、「ビールはキリンラガーが一番おいしい!」
と言っていた大学生の男子がいました。
「ほんとにわかるの?」と聞くと、「わかりますよ」と断言しました。
マスターはちょっと疑問に思い、その大学生に6種類のビールを飲み比べてもらいました。
キリンラガーはどれかと尋ねたところ、結果はメチャメチャでした。


また、以前、「ミネラルウォーターはエビアンが一番おいしい!」
と言っていた大学生の女子がいました。
「ほんとにわかるの?」と聞くと、「わかりますよ」と断言しました。
マスターはちょっと疑問に思い、似たようなミネラルウォーターを3本飲み比べてもらいました。
エビアンはどれかかと尋ねたところ・・・当たらないんです。
確率通りの答えしか返ってきませんでした。


その場で比べているにもかかわらず、味を区別できないということは、その人は、
「味」で飲んでいるのではなく、「心」で飲んでいるということを意味しています。


キリンラガーが一番おいしいと言っていた男子は、
とても楽しい飲み会のときに飲んだビールが、キリンラガーだったのかもしれませんし、
喉が渇いている時に飲んだ一杯目が、たまたまキリンラガーだったのかもしれません。
きっとプラスイメージの中で飲んだはずです。


エビアンが一番おいしいと言っていた女子は、好きな女優が宣伝していたとか、
彼氏との楽しいドライブ中に立ち寄ったコンビニで買った水が、
たまたまエビアンだったのかもしれません。
きっとプラスイメージの中で飲んだはずです。


それでは、「有機野菜」はおいしいんでしょうか?
※以下、「有機野菜」に対して、そうではない野菜を「無機野菜」と表現します


世の中には、「有機野菜は無機野菜よりおいしい」と断言する人がいますが、
そう言う人も、きっとプラスイメージの中で食べたと考えられます。


そもそも人は「有機」の定義についてわかっているのかも疑問で、
実は農家でさえ、「有機」の定義がわかっていない人もいるようです。
ですから、「有機野菜」と言われて売られているものが、
有機野菜ではないこともありえるわけです。


「有機野菜の方がおいしい」と言う人は、実際に食べた場合、
どれが有機野菜かわかるのかも疑問です。
実験室レベルの厳密な比較をした場合、味の違いはわかるかもしれませんが、
有機野菜と無機野菜では、おいしいとかまずいではなく、
単に「味が違う」というだけかもしれません。
もちろんその人が感じたことですから、有機野菜がおいしいのは事実だと思いますが、
周囲に対して価値観の押しつけになってしまうような発言は、
軽はずみな言葉だと思います。


また、「うちの野菜が一番おいしい」と言う農家もいますが、
たとえば他の9軒の農家が作った大根を、自分の大根も含め、
それぞれ千切りにして生で食べた場合、
どれが自分の大根かわかるんでしょうか・・・
理屈で言えば、一番おいしい野菜は1つしかありませんが、10軒の農家は、
それぞれ「うちが一番」と言っているわけですから、
一番おいしい野菜が10あるわけです。
ただ、これは「人は心で食べる」という前提なら、矛盾していません。
人間は心で食べる動物だということが理解できれば、
それぞれの農家の味が、どれも一番になっていいんです。
心で食べているなら、10軒のうち10軒が、
「うちが一番(だと信じている)」と言うことは可能だからです。


結局のところ、有機野菜だからおいしいのではなく、
「自分がそう信じたいからおいしい」と考えるのが本質です。


有機や無機、さらに自然農について検索してみたところ、
以下のようなページが目に留まりました。
最先端の情報ではないと思いますが、マスターとしては、興味を引く内容でした。


http://www.yoshima.net/mu/index.html


マスターも、自分の考えを整理したり、新しい発見があっておもしろかったですが、
もちろんその全てが正しいとか、全てが本質だというわけではありません。


ウィキペディアをはじめ、検索してみるとたくさん見つかりますので、
気になるワードがあったらみなさんも検索してみてください。
ただ、サイトを見るときは、そのサイトの管理人が、
「本質を知る人かどうか」を見極める必要があります。
特に営利目的のサイトを見る場合は、その内容を疑う必要があります。
雑誌編集、テレビ番組制作、広告業界など、
商業の世界で仕事をした人はよくわかっていると思いますが、
物を売っているサイトでは、その商品を売るために、
本質を無視した「とても強いバイアス」をかけて宣伝するからです。


また、人は自分の考えに沿う情報しか頭に入れようとしませんから、
それにも注意する必要があります。
さらに書けば、たとえサイトの管理人が営利目的でない「良心の人」であったとしても、
その人の知恵が常に人類の最先端ではないことも頭に入れて判断する必要もあります。


ここから、長く愛されるために大切なことです。


「有機野菜はおいしい」「無農薬野菜は身体に良い」など、
ある意味主観に頼る「偏った会話」をすることは、
同じ価値観の人間を集めることには役立ちますが、
知恵のある人を集めるには妨げになります。


知恵のある人は、社会の仕組みや心の仕組み、
人類の歴史などを考慮しながらなにごとも大きな視点から物事を判断します。
自ら
「有機栽培の野菜は最高においしいよね」
「さすが有機野菜だよね、やっぱり違うよね」
などとは言いません。
それは、人類の知恵は、野菜についてはまだそこまで断定できるほど進歩していないことや、
天候や栄養などの条件によって野菜の味は大きく変わること、
味は「心」で味わうものでもあることなどを、よく知っているからです。


初めに書いた大学生男女のような、思い込みによる断言は、
愛する力のある「大人の思考」の人たちを遠ざけてしまいます。
逆にあなた自身が「知恵のある会話」を心がけていれば、
「知恵のある会話」が周りから聞こえてきたとき、あなたはそれを発見することができます。
これが「知恵を身に付け知恵を見つける」ということです。
知恵を身に付け知恵を見つけることができれば、今よりも一層愛に近づくことができます。



◎まとめ

「有機」という分野に対する人類の理解度は、
生産者も消費者もまだ未熟で、「発展途上」にあると言えます。
消費者も、「有機農法で無農薬の野菜が欲しい」などと言いながら、
「見た目がきれいで安い野菜が欲しい」と、現実的には難しいことを言う人もいますし、
商業的な情報に振り回され、混乱しているような現状があるような気がします。


大切なのは、「有機野菜の方がおいしいわけではない」ということです。
また、有機野菜の方がおいしいと信じている人は、信じるのはいいですが、
その信念を他人に押し付けることがないようにしましょう。
価値観の押しつけは争いの原因になりますし、自分の価値を落としてしまいます。


どんな野菜がおいしいのか、あえて書くなら、
「野菜作りの基本を満たしている野菜」
「信用できる人・元気な人・好きな人が作った野菜」
「感謝して食べる野菜」
「楽しく作った料理に入っている野菜」
「お腹がすいているときに食べる野菜」
となり、マスターは、有機野菜だけが特別おいしいわけではないと思っています。

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