2017年4月10日

パワースポット

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みなさんは「パワースポット」と呼ばれるところに行ったことはありますか?

マスターは行ったことあります。
ただし、その言葉がなかった時代のことでした。


パワースポットとは、「大地の力・電磁波・気・エネルギー」などが出ている場所と言われています。
エネルギーですから、目で見るものではなく、身体で感じるもののようです。
実際、いろいろと検索したブログを見てみると

「大地の力をビリビリ感じる」
「さすが代表的パワースポット、ビンビン伝わってきます!」
「心が癒されます」
「荘厳な気を感じました」

みたいなことが書いてありました。


スピリチュアル系の人や指導者の中にも、
いろいろなパワースポットを周り、上記と同様に言う人もいます。


マスターは「エネルギー」を感じるというよりも、自然の大きさに感動して
「鳥肌が立った」ということはあります。
人によっては「エネルギーを感じて鳥肌が立った」と表現するのかもしれませんけどね。


「パワースポット」がブームなのは確かなようで、
有名な旅行会社も「パワースポット巡り」みたいなツアーを商品にしています。
ただ、ツアーを見ていると、超有名な場所は当然人気があるとして、
無名な場所は、強引に「パワースポット」として商品化されているような印象も受けました。
人気がない場所へのツアーは、通常は安く売ることになりますが、
「パワースポット」という付加価値をつければ、高くできますからね。


飲食店でたとえるなら、「今日のオススメ」と書いて、
不人気メニューや余剰在庫を売るようなものに似ているかもしれません。
(↑マスターの店はやりませんよ、ホントに)


また、「占い」ほどの男女差はないにしても、
パワースポットを訪れるのは、やはり女性が多いようです。
「ブーム」になっているということは、世の中には、それだけの数の
「癒されたい・力が欲しい」という女性が多いということだと思います。


さて、ウィキペディアで「パワースポット」を検索してみました。
掲載されていたのは以下のような感じです。


五稜郭
霊場恐山
三峯神社
高尾山
富士山
箱根
諏訪神社
戸隠神社 
分杭峠
金比羅宮
貴船神社
鞍馬寺
鞍馬山
出雲大社
八重垣神社
厳島神社
秋芳洞
屋久島
高千穂


マスターは昔、ドライブやツーリングに出かけることが多く、
上記「パワースポット」の半分弱は行ったことがあります。
でも「気」や「力」を感じた経験はなかったように思います。
当時は「パワースポット」という言葉もありませんでしたし、
横を通過しただけの場所もありましたしね。
しかし、思い出深く、いろいろと感動した場所もあったのを覚えています。
高尾山なんかは、東京在住の時、今の妻とデートした思い出の地です。



・・・



では、ここからが「パワースポット」の本題です。


パワースポットに行ってみよう、という計画がある人は、
何を期待して行ってみようと思っていますか?
単に「パワースポットに行って癒されたい」という考えだとしたら、
それは「知恵」のある行動ではないかもしれません。
以下、ちょっと考えてみてください。


「パワースポットに行くと、そのエネルギーをビンビン感じる!」と言う人に、
以下の協力をお願いしたら、いったいどうなると思いますか?
「エネルギー」は目に見えませんから、パワースポットから出るエネルギーは見えない、
つまり、パワーを感じるために「視覚は不要」という前提での実験です。


1:場所当て

車で10箇所ほどを巡り、
「全てパワースポットと呼ばれている場所かもしれませんし、
その逆かもしれません。エネルギーを感じたら教えてください」
とお願いし、「パワースポット」と呼ばれている場所を当てる。



2:気の種類

「このスポットの気は静かで荘厳」「ここの気は荒い」と言う人に対して、
目隠しと耳栓をしたまま両方に行き、荘厳な気を感じたら右手、
荒い気を感じたら左手を挙げてもらい、何回か繰り返す。



3:気の大きさ

「このスポットの気は大きい」「ここの気は小さい」と言う人に対して、
目隠しと耳栓をしたまま両方に行き、大きな気を感じたら右手、
小さな気を感じたら左手を挙げてもらい、何回か繰り返す。



さらに上記を、「私はパワーを感じる」と言う
スピリチュアル系の10人ほどにお願いしたら、結果はどうなるでしょう?
10人が上記の実験を的確にこなせれば、まずパワースポットの存在が確認でき、
人間がパワースポットのパワーを感じられることも証明できます。


パワーの種類や大きさに対する回答が一致すれば、
「パワー」は主観ではなく、客観的事実であることもわかります。


パワーの効果がはっきりすることで、
「パワースポットツアー」の参加者の満足度も上がるだけでなく、
旅行会社も堂々とパワースポットの効果を商品化でき、業界が活性化されます。


また、スピリチュアル系の指導者の多くは、癒し系グッズをはじめ、
ヒーリング、カウンセリング、セッションなどの「商品」を売っていますから、
実験の成功によってその商品が一層売れるようになります。


業界に多くの利益が出ますから、困っている人や被災地に
その利益を還元(寄附)することもできます。


実験は、社会貢献だけでなく、
スピリチュアル系世界の社会的地位の向上にも繋がります。


ということで、上記の実験をやってみる価値はありそうですが、
実は、マスターの中ではこの実験の結論は出ています。



マスターの考えは、以下のようになります。



目隠しと耳栓をした場合、パワーを感じることができなくなります。
人は、その場をパワースポットだと「信じる力」で自分を癒しているからです。
「パワースポット」とは、これまで投稿した、こっくりさんや開運グッズ、
遠隔ヒーリングと同様、「自己暗示」による癒しです。


過去の投稿を簡単に復習すると、
「こっくりさん」は、当事者が知らないことを尋ねると、10円玉が迷走しました。
「開運グッズ」は、それを売る店が倒産することがありますし、
マスターが内緒であなたのバッグに入れておいたら、効果を発揮しません。
「遠隔ヒーリング」は、ヒーラーがなにもしなくても、受信者は癒し効果を感じることがあり、
またその逆、ヒーラーがいくら努力しても、受信者は癒し効果を感じないこともあります。


パワースポットをパワースポットだと感じる仕組みは、
そこが「目的地」であり、長く歩いてようやくたどり着いた満足感や、
周囲の人達からも認められているという安心感など、複数の条件が重なり、
本人が「ここはパワースポット」と信じることで成り立つわけです。


そこがパワースポットかどうかは、本人がその場でどう感じるかというよりも、
周囲からのさまざまな情報で決めているわけです。
たとえば、広大な自然を望む高台に行き、
「ここは有名なパワースポットです」と紹介されれば気分は高まり、
「ここは飛び降り自殺の名所です」と紹介されれば気分が暗くなる、
ということです。


パワースポットにまつわる感覚は、「集団催眠」の一種と言ってもいいかもしれません。
「多くの人が、いいね、と言っているからきっとそうに違いない」、
こう信じることで、癒し効果が現れるわけです。
もし本当に大地のエネルギーをビンビン感じるなら、
マスターが提案する実験をしてみることで再確認できると思いますが、
はっきりわかる人はごく少数だと思います(「いない」とは断言しません)。


そう考えると、「パワースポット」に行き、「癒される!」と言う人たちは、
自分の責任で幸せになろうとせず、他人や場所、
物などから幸せをもらおうとしているわけですから、
「子供の思考」の人たちだと言えます。


そうなんです、子供の思考では、愛にたどりつくことはできません。
つまり、パワースポットに夢中になっている人たちは、長く愛されないということです。



◎「磁」

上のカッコ内で、大地のエネルギーを感じる人は「いない」とは断言しません、
と書きましたが、パワースポットに関しては、もしかしたら遠くない将来、
その仕組みが解明されるかもしれないと思っています。
世にあるほとんどのパワースポットは、商業世界が生み出した「なんちゃって」だと思います。
しかし昔から信仰の対象になっているような場所には、
ただの観光客集めとは違い、なんらかの根拠があるかもしれません。


キーワードは、「磁場・磁力・電磁波・磁界」など「磁」にまつわるものです。


以下は、「まだ解明されていない」という前提で書きますので、結論を焦らずに読んでください。


土地には、どんな場所にも磁場があり、
パワースポットと呼ばれる場所にももちろん磁場はあります。
強いて言えば、パワースポットには、
人間になにかの影響を及ぼす磁場があることが予想できます。
どんな種類の、そしてどんな強さの磁場なのかわかりませんが、
その磁場に触れたとき、感じる人はなにかを感じるわけです。
同じ磁場でも人はそれぞれ感じ方が違うため、
「この場所ではこうなる」という統一された答えは出ません。
また、同じ人でも、その時の体調によって感じ方が変わると思います。
わかりやすく書くと、飲むお酒は同じでも、
人によって、体調によって、あるいは量によって酔い方が違うのと似ています。
また、ビールだと体調が悪くなるけど、日本酒だと気分が良くなる人や、その逆の人もいます。
パワースポットについても、その場の磁場の種類や強さが、
身体に合う人もいれば合わない人もいるでしょうし、
そもそも磁場の力が弱すぎれば、だれも、なにも感じないこともありえます。
パワースポットは、電気的に測定すれば、ある程度の基準数値はあると思いますが、
人によって常に感じ方が変わり、いまのところ「捉えようのないもの」だと思います。


そう、たとえばそれが「温泉」なら、とてもわかりやすくていいんです。
誰にでも温度や湯気を確認できますからね。
しかし「磁場」の場合は、ほとんどの人間は感じ取ることはできません。
たとえ感じられた場合でも、それは良い方向に感じるのか、悪い方向に感じるのか、
そしてその感覚の強さはどうなのかなど、「運任せ・自己暗示」的な部分が多くあります。
仮に、世界のどこかに自分に合ったパワースポットがあるとしても、
そのパワースポットを探すだけで、一生を終えてしまうかもしれません。
自分に合った自然の磁場を探すのは、
自分の酒量をわきまえる作業より、はるかに難しい作業だと言えます。


繰り返しになりますが、もし「私は絶対にパワースポットのパワーを感じられる!」と思う人は、
マスターが提案する実験に挑戦してみてください。
やはり大切なのは、言葉ではなく行動です。
うまくいけば、パワースポットの仕組みや人間の感度など、
スピリチュアルの世界で言われてきた様々なことを証明できるはずです。


ちなみにマスター自身は、「目隠しと耳栓」でパワースポット巡りをしたら、
きっとなにも感じないと思います。
逆に、妻と汗をかきながら自然の中を歩き、ふと休憩した場所がパワースポットになりえます。
後日そこが自殺の名所だとわかったとしても、
その時のマスターにとっては、なによりのパワースポットだったわけです。



◎パワースポットの本質は「信じる力」

「パワースポット」で感じるパワーは、
100%そうだとは言いませんが、ほぼ「自己暗示」によるものです。
そこを訪れた本人が、「信じること」で力を発揮するからです。
そして、自己暗示を強力に後押しするのが、広告会社や噂です。


ちょっと想像してみてください。
今晩あなたは見知らぬ誰かに目隠しをされ、両手を縛られ、
車で連れ去られ、ある場所に降ろされたとします。
そして「ここは最強のパワースポットだよ・・・フフフ」と言われ、
その場に置き去りにされたとします。


あたりは静まり返っています・・・


・・・どうでしょう、最強のパワースポットにいるあなたは、癒されますか?


「え?今のは誰だったの?」
「ここはどこ?」
「誰かが迎えに来てくれるの?」


などの不安が先行するはずです。


実際に、そこが本当にパワースポットの代表とされる、超有名な場所だったとしても、
あなたはみなぎるパワーをビンビン感じ取り、厳かで幸せな気分になれないはずです。
どんなに有名な場所であっても、そこはあなたにとってパワースポットではないからです。


逆に、心から信じている人が、パワースポットに連れて行ってくれる約束をし、
訪問を楽しみにしていた場合は、
「楽しみだったの、なんだか私にエネルギーが入ってくるみたい!」
と感じることができ、本人の心に本当に変化がおこる可能性はあります。
たとえそこが「パワースポット」と呼ばれる場所じゃなくてもです。


エネルギーを感じるから信じるのではなく、信じるからエネルギーを感じる、ということです。
つまり、パワースポットが癒してくれるのではなく、
本人が自分の力で自分を癒しているわけです。


それが、「信じる力」・・・パワースポットの本質です。



◎クリスタルパワー

「信じる力」は、「クリスタルパワー」の実験でも証明されています。
その実験とは、「クリスタルを握っていると通常よりも筋力が上がる」というものです。
「クリスタルを握ると強い腕力を発揮できる」と信じている女性が、
クリスタルを握ったとき、実際に強い力を発揮していました。
しかし同じ形の他の石をいくつか用意し、それを袋に入れて見えないようにし、
ランダムで握ってもらい、腕力の実験をしたところ・・・
その中のひとつはクリスタルだったにもかかわらず、力は発揮できませんでした。
これは、クリスタル自体に力があるわけではなく、
「クリスタルを握ると筋力が上がる」と信じたことで、力が出たということの証明です。
つまり、「信じる力」で、その女性の筋力が上がったわけです。



◎オーラ

もうひとつ、オーラの実験でも、「私には人のオーラが見える」と言った人が、
実は見えていないこともわかっています。
人の形をしたついたてを5枚用意し、その裏側に任意の数の人を立たせ、
どのついたての裏側に人がいるか当ててもらう実験に成功した人は
これまでに一人もいないんだそうです。


「オーラは見えない」ということを証明した実験でしたが、
それでも「見える」と言う人はいまだにいます。
「見える」と言う人にとって、オーラは「感じる」ものなのかもしれません。


世の中のスピリチュアリストには、人を見て、「金色のオーラが出てるわ」などと言う人がいます。
オーラは肉眼では見えないものだと証明されているわけですから、
その色をイメージとして「感じている」ということになります。
実際、「オーラが見える」と言うその人に、「目隠し」をしたらどうなるでしょう?
金色のオーラを出している人が歩いていたら、その存在を感じ取ることができるでしょうか?
もしそれができるなら、目隠しをして、「いま人が通りました」「3人組です」など、
人が通る度にそれを言えるはずです。


マスターは、この実験も成功しないと思っています。
実際は、人間が感じるオーラというのは、「その本人を目で見て感じるもの」だからです。
あなたがついたての向こう側に隠れていても、
どのついたての向こう側にいるのか、わからないと思います。
人は、あなたからオーラが出ているからあなたを感じるのではなく、
あなたを見て、あなたから出るオーラをイメージしているだけです。
ですから、ついたてであなたを隠したり、見る側が目隠しをすると、
あなたを感じることはできません。
目隠しをするとパワースポットを感じられなくなるのと似ています。


話は戻りますが、パワースポットに関して、
「目隠し状態ではパワーを感じられない」ということなら、
人はその「パワー」を「身体」で「感じている」のではなく、
人はその「景色」を「目」で「見ている」ということになります。
景色を見た結果感動し、その感動が、
生きるエネルギーや愛されている確信に変わる、ということです。
「芸術作品」を見た時の感動と似たようなものかもしれません。
目隠しをして芸術作品を見ても、感動はないわけです。



余談:
ところでみなさんは、「アルケミスト」っていう小説、知ってます?
遅ればせながら最近読んだんですけど、読んだことがある人は、どう感じたでしょうか?
少年が探し求めた「宝物」は、結局どこにありましたっけ?
アルケミストは少年に対し、常に寛大で、癒しの人でしたか?
マスターみたいに、厳しいガイドでしたよね。
しかも少年に、癒しグッズや開運アイテムなどの商品を売ったりしてませんでしたよ。
みなさんにとっての宝物である「愛」を探すということは、
自分を癒すことでも、癒しグッズを買うことでもありません。
人生という旅の途中、苦難を乗り越え、その「向こう側」を見ることです。



◎すでにそこがパワースポット

ここまで書いてきたように、人は「信じる力」で自分を癒すわけですから、
信じることで、どこでもパワースポットになりえます。
そう考えれば、自分を愛することができれば、
あなた自身が、そしてあなたがいるその場所が「パワースポット」です。


もう、どこにも行く必要はありません。


あなたがあなたを愛することができれば、それで完結します。
スピリチュアル系や宗教、自己啓発などの世界で、
「あなたそのものが愛であり、神である」と言われるのは
そういうことかもしれませんね。


スピリチュアル系の世界には、社会の仕組みを知らない人や、心の仕組みを知らない人、
言ってみれば「子供のように純粋な人」が多いように思いますが、
「純粋さ」だけでは「本当に欲しいもの」は手に入りません。
マスターとしては、純粋さを保ちつつ、「本質」を求めて生きて欲しいと思っています。
自分を癒せるのは、パワースポットではなく、「愛をそそぐこと」です。

・・・

次回は、結婚についてです。
社会の最小単位の団体が家族ですが、その家族の絆が揺らぐとなにが起こるか、
そして結婚するときに必要な考え方などを書いてみたいと思います。

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