2017年3月23日

アスペルガー 2

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昔、ヨーロッパでは、「悪魔がとりついた・魔女だ」などと言われ処刑された人がいたことや、
日本では、「キツネ憑き(つき)」「憑依」などと言われ、
祈祷師やお坊さんが活躍した時代があったことを知っていますか?


これらの現象は、現代ではどう考えられているでしょう。


たとえば「キツネ憑き」で言えば、あるきっかけで、
急に人格や行動が変わってしまう特徴があります。
昔は、「キツネ憑きだからお祓いをしよう!祈祷師を呼べ!」でしたが、
今は、「解離性同一性障害」「てんかん」「抗NMDA受容体脳炎」などの病気だとわかり、
「医者に相談しよう」となりました。
少なくとも現代は、その人に起こる急な異変を「キツネ」のせいにする人は皆無です。


同様に、「アスペルガー症候群(発達障害)」も、つい最近までは
「親のしつけのせい・食べ物のせい・わがまま・信仰心がないから」
などと言われてきたようですが、近年、脳に起因するものだということがわかってきました。


しかしいまだに認知度が低いため、親のしつけのせいや、
食べ物のせいだと信じている人も少なくありません。


いつの時代も、新しく認知されたものが一般市民レベルに浸透するまでに時間がかかります。
現在、「アスペルガー」の症状の原因を、
「親のしつけ・食べ物」などのせいだと思っている人と
「脳に起因するもの」と思っている人が混在し、混沌とした状況ですが、
みなさんがアスペルガーを話題にするとき、どちらの立場をとるでしょうか?


マスターは、後者の考え方が大人の思考だと思います。


そして、ここからがとても大切なところです。
「発達障害」と呼ばれる人の多くは、一芸に秀でているかわりに、
通常なら誰でもできるようなことができない場合が少なくなく、
「できない部分」だけピックアップされ、「変わり者」と思われてしまうこともよくあります。


しかし、人類の発展は、常に「一芸に秀でた人」が牽引してきました。
前回の投稿で書いたように、学習障害を告白したスティーブン・スピルバーグは、
近年の映画界を牽引してきた人です。
学問はもちろん、音楽、文学、絵画などの芸術分野でも、
アスペルガーの人が多数存在しているであろうことに疑う余地はありません。
スポーツの分野でも、独特の感性を武器に活躍している人も多数います。


発達障害の中には、「サヴァン症候群」というものがあり、
マスターが記憶する限りでは、訓練を受けた数学者が10分かかって解く問題を、
1ケタの足し算も困難な人が、たったの1分で解いてしまったり、
生涯で9000冊以上の本を丸暗記してしまった人、
8桁の二乗を瞬時に暗算してしまう人などがいるようです。
もちろん科学や芸術分野でもサヴァンの人は活躍しています。
このような人たちの全てではありませんが、少なくともその一部の人が、
常に新しい発見や発明をしながら人類を牽引してきました。


一般人は、ある意味
「アスペルガーやサヴァン症候群の人たちのおかげで、現代文明を楽しめている」
という側面があることを忘れないでください。
みなさんが使っているスマホの設計図なんか、普通の人では書けないんです。


たとえば、100人の中に1人いる「変わり者」を、
みんなでバックアップできれば、人類の文明は発展し、
逆にみんなで排除してしまったら、文明は発展しないわけです。
現代は、発達障害の人たちを、「変わり者」ではなく、
「特殊能力者」として認識し、彼らが力を発揮できる社会になりつつあります。


話は少し変わりますが、
視力回復のため、「レーシック」のオペをした人もいると思います。
昔は刃物でのオペでしたが、現在は、より高精度なレーザーメスに移行しました。
「極限まで硬度で繊細」な技術を開発したのは、アスペルガーやサヴァンの人の、
「極限まで高度で繊細」な脳と努力のたまものだったかもしれません。
にもかかわらず、「細かいことにこだわる」という長所を理解できない人は、
「あの人は神経質ね。そんなにこだわってどうするの?」と、心ないひと言で批判しようとします。
自分のことを
「私はおおらか。許容範囲が広い。小さなことにこだわらない。大きな器を持っている」
などと、プラスイメージで表現したいのかもしれません。
しかし、自分がレーシックのオペで「新世界」を手に入れられた背景には、
まさに批判してきた「神経質な人」の、血のにじむ努力があったかもしれないわけです。

もちろん「コンタクトレンズ」も同様に、素材の開発やレンズの成型技術は「細かいこと」の極みで、
現在、コンタクトレンズの恩恵を受けている人は世界中にいます。


発達障害の人は、場合によっては、
人類の文明を根底から引き上げる力を持っている、
そして一般の人たちは、その恩恵を受けている。

これは常に頭に入れておく必要があると思います。
「発達障害」というだけで「即排除」という思考はあまりにも子供の思考です。
みなさんは、「発達障害」という言葉だけを見て「変わり者は即排除」という思考をせず、
人類全体の歴史や未来にも目を向けて、総合的に考えてみてください。


今後、人付き合いで「あの人、ちょっとヘンかも」と思ったときは、
アスペルガーをはじめとした様々な発達障害を持つ人かもしれないと考えてみることで、
まずはあなた自身のイライラをなくすことができるかもしれません。


そしてもし本人から告白を受けたときでも、動揺せずに対処することができます。


たとえば現在、「同性愛者」の認知度が上がったことで、
同性愛者の社会的地位が確立されつつあります。
同性愛者に対する偏見も、30年前と比べたらかなり減ってきました。


同じように、「発達障害」も認知度が上がり、社会的地位が確立されていきますから、
その波に乗り遅れないことが「知恵」です。


また、みなさんの中には「自分は発達障害かもしれない」と思っている人もいるかもしれません。
人間関係がうまくいかず、うつ状態で引きこもりがちな人は、「発達障害」を疑う余地はあります。
仮に発達障害であれば、診断をもらうことであなたも周りも楽になりますから、
診察を受けることは大切だと言えます。


<参考>
以下は長い文章ですが、箇条書きで読みやすいと思います。
アスペルガーについて知りたい人には参考になるものです。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~pengin-c/ASfamily.htm
(時代遅れの考察もあるかもしれないので、独自に検索することをおすすめします)

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(お客様からのいただきものです)

















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