2017年1月24日

ハザードランプ

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今回は、「批判をすると知恵のない人を引き寄せます」という話です。


みなさんは、「ハザードランプ」という言葉を知っていますか?

車のウインカーを左右同時に点滅させるもので、用途の一つとして、
道を譲ってもらったときの「お礼」があります。


以前、マスターと一緒に過ごした25歳の女性、A子さんが、こんなことを言っていました。


「マスター、最近の交通マナーって昔より悪いと思うんですよ。
父の隣に乗っていたころは、道を譲るとお礼のハザードランプ出す人が多かったんですけど、
私が車に道を譲っても、お礼のハザードランプを出す人がほとんどいないんです。
譲ったのにお礼をしないなんて、最近のドライバーはマナーが悪くなりましたよね・・・」


要約すると

「譲ってあげたのにお礼をしない、最近のドライバーはマナーが悪い」

ということです。


みなさんは、A子さんの言葉をどう感じるでしょうか。
マスターは、A子さんがそう主張する理由はすぐにわかりました。


わざわざ検証するまでもないことでしたが、後日、買い物ついでに実験をしてみました。


後続車に道を譲るときは、対向車線が見渡せる見通しのいい場所を選び、
道を譲る意思があるということを、ウインカーとハンドル操作で早めにはっきりと示します。
また、マスターの車の動きがわかりやすいように、
あえてハンドルを多めに左に切り、すぐにブレーキランプを光らせました。
見通しのいい場所に差し掛かるまでは、スピードは落とさず、車を左にも寄せず、
堂々と車線の中を走り続けることで、後続車に対し、
「今は道を譲らないです」という意思表示をします。
そうすることによって、「相手を困惑させない気配り」をするわけです。
上記のような操作や気配りをし、3台の車に道を譲った結果、
3回ともお礼のハザードランプがついたんです。


マスターにとっては、

「譲ってあげたらお礼をしてくれた、最近のドライバーはマナーがいい」

という、A子さんと反対の結果になりました。
その後も実験を重ねたところ、ハザードランプでお礼をする車は決して少ないわけではなく、
マスターは、「マナーが悪くなった」とは感じませんでした。


・・・ということで、なぜA子さんがお礼をされないか、わかったと思います。


そうなんです、彼女が後続車に道を譲ってもお礼をしてもらえない理由は、
ドライバーのマナーが悪いからではなく、「A子さんの譲り方に問題があったから」でした。
マスターがそのことにすぐ気付いたのは、彼女の普段の生活を見ていたからでした。
25歳のA子さんは、言葉、考え方、態度、気配りなど、多くの部分がまるで子供だったんです。


彼女が車を運転するとき、バックミラーを見ない傾向があるなら、
後続車に気づいたときには、すでにその車の運転手はイライラしていたかもしれません。
「譲る」という行動をとろうとしても、動きにメリハリがなく、
後続車が「譲ってくれるの?どうなの?」と混乱してしまったとも考えられます。
譲ったタイミングが、対向車がいるタイミングだったり、カーブの途中だったり、
先が見えない上り坂の頂上付近だとしたら、後続車は対向車線に出ることができません。
追い越してくれる車もいるかもしれませんが、見通しの悪い場所では
安全確認や操作が忙しくなり、「お礼をしよう」どころではなくなります。


また、A子さんが周囲を見ないままマイペースでゆっくり走り続ければ、
追いついた後続車はイライラし、A子さんの車を追い越そうとします。
バックミラーを見ていないA子さんにとっては、
「なんの前触れもなく追い越された」というパターンもあったかもしれません。
いきなりの出来事にA子さんは、びっくりして不快になるはずです。
そして、「いきなり追い越しておいて、お礼もしないなんてどういうつもり?」と相手を責め、
「最近のドライバーはマナーが悪い」という結論になったのかもれません。


いずれにしても、A子さんの運転では、後続車はお礼をする余裕がないか、
お礼をする気分になれない場面が多かったはずです。


本質は、
「A子さんのマナーの悪さが周囲のマナーを悪くしている」
「周囲のマナーが悪いのはA子さんのマナーが悪いから」
ということです。


A子さんの不満の原因はA子さん自身にあるわけですが、
今後本質に気付き、自分を変えられるかどうかが、
A子さんが愛されるかどうかの分かれ道になります。


たとえばA子さんの運転で、「お気に入りの男性」をドライブに誘ったとします。
その男性は「知恵のある男性・大人の思考の男性」だったとします。
ドライブ中、A子さんが男性に対して
「譲ったのにお礼をしないなんて、最近のドライバーはマナーが悪いよね」
と言った瞬間、男性はこう考えます。


「ちょっと待ってよ、今の譲り方じゃ、お礼なんかしてくれないでしょ。
この子、自分の落ち度に気がつかないで他人のせいにしちゃうのか」


さらにこんなふうにも考えるかもしれません。


「こんな子と付き合ったら、オレ、きっといろいろと責められるんだろうなあ。
もし結婚したら、仕事先とか主婦仲間の集まりで、いろんな問題を起こすんだろうなあ。
毎日愚痴を聞かされることになるんだろうなあ。
結局最後は、アタシは悪くない、アンタが悪い、とか言われるんだろうなあ」


・・・ということで、この男性は、もうA子さんの車には乗らないかもしれません。
もし乗るとしたら、ヒマなときにヒマつぶしとして、もしくはA子さんの身体目当てか、
またはお金目当てになり、少なくとも、A子さんを「一番大切な女性」として見ることはなくなります。


一方、「譲ってあげたのにお礼をしないなんて、最近のドライバーはマナーが悪いよね」
という意見に賛同する男性がいたとしたら、どんなことがおこるでしょうか。


意見が一致するので、お互いに気分はいいはずです。
しかし他人を責める「子供の思考」のノリで意気投合し、もし結婚に至ったりしたら、
自分のことを棚にあげ、他人を批判する家庭の出来上がりです。
そんな夫婦は、「自分は悪くない、世の中がおかしいんだ」と社会を批判しながら、
常にストレスを抱えた生活をすることになります。
また、他人を批判する夫婦ですから、やがて夫婦ゲンカも絶えなくなります。
生まれた子供は、ストレスを抱えた両親から愛を感じることはなく、
親と同様の価値観を持つ大人になる可能性が高くなります。
これでは悪循環です。


このように、大人の思考の男性からは敬遠され、
子供の思考同士の関係は、はじめは順調でもやがて破綻する・・・
このままではA子さんは愛されない、ということです。


人生経験の少ない人が主観に頼って他人や社会を批判する場合、
A子さんのように、自分の価値を落としてしまうパターンがほとんどです。
その結果、知恵のある人はA子さんから離れていき、
周囲には知恵のない人(子供の思考の人)が残ります。


「批判」をすると、自分の周りに
知恵のない人を引き寄せてしまうわけです。


批判をする人同士の人間関係は、不安定で表面的なものになり、もちろん愛から遠ざかります。


批判をしたくなったときは、今回の投稿「ハザードランプ」を思い出してくださいね。

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